2010年12月5日日曜日

赤目自然農塾 田畑での学び(12月定例会)

枯れ葉がすっかり落ちて陽が射す赤目の山の中。月に一度の定例会です。今日も全国から多くの塾生・見学者さんたちが集まりました。

 田んぼで稲の脱穀と麦の種蒔きの指導のあと、畑に移動。

先月種をまいたエンドウが発芽していた。

・エンドウの種蒔き
・ニンジン間引き
・イノシシに荒らされた畝を修復してサニーレタスを移植
・イチゴの株分け

 昼休みのあと田畑の割り振り行脚に参加。すでに畑を借りているけどそれとは別に田んぼを借りられるようなので借りてみることに。その結果、割り当てられたのが、ここ!と言っても、ややボーボーなのでよくわからないだろうけど。来週はココを整えよう。

上の畑にて。ダイコンハムシの対策にエン麦が効果あるらしいので試してみる。ネコに食べさせる草を作るのに買ってあったエン麦をアブラナ科畝の端にパラパラと播いた。これが伸びてきたら随時刈って畝に振りまく予定。効果のほどや如何に。

午前中、集合する前に近所畑の神戸さん(仮名)とそのお知り合いと虫害・獣害について談話。農塾周辺でケモノ避けに訓練されたイヌが放し飼いされている→農塾の中までは入ってこない→農塾でもやればいい→毎日面倒を見れる人がいない→そのうちそういうロボットが登場するはず→AIBOでいい→山を上っただけで電池が切れる→ソーラー発電で→晴れの日限定→防水構造にしないと(←イマココ

『宿木壱号』を設置

大和真菜が発芽!同時に播いた種(のらぼう菜、大和真菜、水菜、ホウレン草)の中で群を抜くスタートダッシュ。他の追随を許さない勢いです。しかし、この畝でアブラナ科をモリモリと食べてくれるダイコンハムシの成虫を1匹発見。ほかの場所で2匹発見。ほかの畑ではこの虫による食害が凄いことになってるので要注意です。厳戒態勢です。

虫がよく付くと言われるアブラナ科の作物も増えてきたことですし、虫取りするのに鳥たちの手を借りようかと思いまして。 こんなバードテーブルをこさえてみました。名づけて「宿木壱号」。材料費0円。

2フロア構造になっておりまして、2F(屋根)は特に上空を飛ぶ鳥たちに「ここにエサあるどー」とアピールする場所になっております。将来的にはここに畑で採れた生き餌を置こうかなと。1Fには自動給餌器(キムチの空き容器)が備え付けられていまして、ここにヒマワリの種を備蓄。下の口から徐々に吐き出す仕組みです。

「お、あそこに食いもんあるやん。ちょっと寄ってこ。もぐもぐ、ぽりぽり。ん?よくみたらそこの畑んとこ、アオムシいっぱいおるやん。パタパタパタ。むしゃむしゃ。食べ放題や〜」そんな作戦。

春から夏にかけて鳥たちは育児のために主に虫ばっかり捕食するようなので、それまでにこの畑に常駐する癖を付けていただけたらなと。鳥が居ついたら居ついたで穀物とか種とかの食害も出そうだけど。

畑の近くにまん丸いドングリを落とす樹。この時期になって葉っぱもたっぷり落とした。枝の間から空が覗くようになったのでうちの畑の日当たりも多少は良くなるかも。この木の陰で下の畑の午前中の陽射しが遮られてたんだよね。

そして今日もシイタケを収穫。もう小さいのも傘が開ききってしまっているので全部収穫した。次に生えてくるのはいつかな。次に生えてきてるのが1つもないから、もう来春までお預けかな?